許せないからこの記事を書きました(笑)
わかってはいます、転職回数が多いことに対するイメージは。
けれどもあなたが何を知っているの?と言いたい。
昔の価値観は、「石の上にも三年」「歯を食いしばって耐えろ」
そんな言葉が当たり前でした。
20年で転職回数5、6回の私から言わせてもらうと、「その人が選んだのであって、周りが別にどうのこうのいう必要はないのでは?」というのが私の意見です。
ハッキリ言って、「それ、あなたの感想ですよね?」状態です。
人間関係がどうしてもあわない
体調を崩し業務をいつものようにこなせなくなった
精神的にもう限界が来たので勇気ある撤退をした
家庭の事情
挑戦した結果
病気
離婚・結婚その他もろもろ・・・
理由を挙げればきりがありません。
一度入った会社で、ずっとそこで65歳まで死ぬまで働けますか?と聞かれて「はい!」と言える人はどのくらいでしょうか?
一度入った会社で、ずっとそこでうまくやれるというのはどのくらいの確率でしょうか?
けれども、決めるのは本人であり、その人が選んだ結果の責任をとってくれるのはなんだかんだと批判してくる外野ではありません。
「もう少し頑張ってみたら?」
そういって、頑張った結果、鬱になり仕事にいけなくなり何年も苦しくなった時、それを「あなたがもう少し頑張れといったから頑張ったんだよ。責任をとってくれる?」といって元の通りに戻るでしょうか?まして、その人が、「自分の責任だ」といって、助けてくれるでしょうか?
言葉での謝罪ではなく、慰謝料を行動などで示してくれるでしょうか?
答えはノーですよね。どんなに親しい人でも、医者でも。
決めるのは自分であって、その「一度入ったら死ぬまでやめない」とか「石の上にも三年」とか。すべての人に当てはまるものではないと思うのです。
仮に、介護状態の両親がいるAさん。転職回数が多い。その理由は、親の介護で働きに出たりすることに条件があったから。
Bさん。過去に受けた社内での暴言、いじめなどのトラウマなどで、人と関わることがとても苦手。カウンセリングなどにかよってなんとかメンタルを保ってはいるが入社しても、合わない人がいる。人事異動などで上司が変わりやりづらいこともある。メンタルが処理しきれなくなると逃げたくなってしまい、限界を感じるたびに転職を繰り返している。
Cさん。やりたいことがみつからず、とりあえずできそうな仕事を繰り返している。合わないと思ったら転職する。自分にはもっと他にできることがあるんじゃないだろうか?と道を探し続ける。そのうち自分で起業したいと思い、今までの経験を活かし学びながら仕事をする。
Dさん。入社以来、ずっと同じ職場に勤め続けている。
この中で、AさんBさんCさんDさん。全員が同じ年齢だとして。(40歳にしましょう。)
すばらしい、と評価されるのは誰でしょうか?
履歴書だけを見て、その人の背景を知らない人が一番偉いと思うのはDさんでしょうか?転職もせず、ずっと入社以来同じ会社に勤め続けている。順調に給料も増え、キャリアも積んでいく・・・。
おそらくそうでしょうね。
まあ、雇用する側からみれば、「辞められると困る」というのはわかります、人件費、教える手間もかかります。
転職回数多いのも理由があるんですよ。
それに、転職繰り返すのもデメリットだけではないのです。面白い話もあるし、経験できなかったような仕事もすることができるし、その分知識も増えるし。
負け惜しみとか言われそうだけれども、無駄ではない。無駄なのは給料が一からスタートすることと人間関係を一からスタートするのが面倒くさいということ。
いいところを見ましょう。
休んで今仕事ができない状態なら、今できることをしましょう。
今日気づいたのですが、もしかして短所というのは個性なのではないでしょうか?
例えば自分。
人から頂いたものは食べたくないし、人に対して興味がないので合わない人以外とはコミュニケーションをとらない。
言いたいことがいえず我慢してしまう分スイッチが入るとぶちまけるところとか。
飽きやすい、騙されやすい。などなど。
体型いじりをされるとか、年下と話すのが苦手とか
これらを必死で、今まで直そうとしてきましたが治りません。いつも、短所だと思っているところばかりにフォーカスして、自分責めをしていましたが「これは個性」と思うと、「ああ、じゃあこのままでいいのか。」と思いました。
そして気づきました。
「じゃあ自分の長所って何だろう?」と。
就職面接で、長所を聞かれると「フットワークが軽いこと、集中力があること」と答えています。
確かにそうなんだけど。しっくりこない感じがしました。
「自分の短所」はすらすらということはできるのに、長所は出てこない。きっと、他にもあるはずなのに。
どれほど今まで短所にばかり目を向けてきたのかと思いました。
少し視点を変えて、「今自分ができていること」にフォーカスしてみようと思いました。
転職回数が多いのも、デメリットだけではないですよ。だから、落ち込まなくていいんですよ。
この記事は自分のために書きました。
みんながみんな、同じような人生を生きているわけはないんですよね。
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