一日どのくらいの時間他人のことを考えていますか?

ワーク

3週間くらい前から唱えている呪文があり、その効果をちょっと書きたいと思います。

参考にしたのは、「それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?」という大嶋信頼先生が書いた本。

この本の内容を簡単に説明すると、「いくらカウンセリングを受けても治らないものがある。それはもしかしたら、心の傷という形で、根深く剥がれない傷となって患者の体に残っているもの。だからいくら表面的な治療をしても取り除くことができない。フラッシュバックのように、過去の恐怖などがきちんと記憶として処理をされていないと、日常で起きた似たような恐怖を感じた時に、過去の恐怖が引き出され同じくらいの強さの恐怖に襲われ、当時の自分に戻ってしまうというもの。(当時というのがもし5歳の子供の頃だとしたら、その恐怖で5歳児の自分になってなにもできなくなってしまうという感覚)」

※ざっくりと説明しました。個人的解釈です💦

ということで、「じゃあその恐怖を感じる場面を思い出し、それを言葉にして、いわゆる呪文にして唱えていこう。」というのが心の傷の治療方法として挙げられていました。

※恐怖を言葉に変え、日常的に唱えることでその恐怖に慣らしていくというものなのかな?と今では思います。

ということで、3週間前から唱えていた私の呪文は「見限られる恐怖」でした。

本に書いてある通り私も「見放される恐怖」だなぁとおもっていたけれども、どうもハマらなくて頭の中に浮かんだのがこのちょっと強めの「見限られる」という言葉でした。一体どこでこの言葉を覚えたのかわかりませんでしたが、パッと浮かんだんですよね・・。

そしてこれを

①他人のことを考えているとき

②不快なことを考えているとき

③自分を責めているとき

まとめると、ろくなことを考えていない、ネガティブなことを考えているときにひたすら唱えるようにしました。朝起きた時も夜寝るときも。

基本、私は他人のことを考えているのでずっとこの呪文を唱えることになりました💦唱え終わったらまた出てくる出てくる他人のこと、自分にダメ出しをする言葉たち。

本当にずっと、お風呂でも不快なことが浮かんでくるので最初の2週間くらいはずっと唱えていました。無意識に「見限られる~」って唱える状態にまで進化してました。

また唱えながら、「一日の半分以上は他人のこと、不快なことを考えている自分」という現実にびっくりです。そりゃあなんにも手につかなくて一日が無駄に終わるという理由もわかる!ネガティブなことを考えているだけでごっそりエネルギーをとられているので、帰ってきたらごろごろするしかないという負のループ。当たり前です。脳みそずっとフル稼働しているんだから!!

そして、こんなにも他人のことを考えている自分って・・・という、時間の使い方にも驚きです。普通の人って、普段何を考えているんだろうと本気で思いました。私はいつも他人のことを考えているので、目もうつろ、気もそぞろだったんだなとわかりました。周りにずっとアンテナ張ってる感じで、他人の気持ちを勝手に想像していたんですから。

さて、そこからが変化です。

不快な人のことは考えているけれども、「まあいいか」とか思うようになったんです。

人の目を見るのが怖かったのが相手の目を見て話すようになりました。

何か言われたら、まあ別に言い返せばいいか、とか不快な人が近づいてきたら堂々と逃げてもよし!と思うようになり、他人の反応を気にせずに挨拶をし、笑顔を心掛けるようになりました。

(春が近いので、もしかしたら季節的なものかもしれないと、一言添えておきます・・・)

自信はないけれども、自信がある感じ?が出せるように。そして、自分の行動にOKを出せるようになった気がします。「今ある自分がすべてで、やれることをやるしかない。」という境地?になったような感覚です。

これを人は、「諦めた」というのか「自分を受け入れた」というのかわかりませんが。

それでも効果はありました。

なにより、一日の間にあれだけ他人のことを考えている自分がいて驚きでした。

人間は一日何万回と思考し、選択しながらいきている生き物なんですが、それを自分の為だけに使うことをしない、できないのは脳にも自分にももったいないと思います。

もう一つ試したい恐怖があるのですが、これにハマる呪文がなかなか見つけられず・・・頑張って探り当てたいと思います。

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